設計施工対象作品は「KOHUN DECK」本田輝明さん(社会工学M2)に決まる
コンペの結果
10月12日に学生による「ゆめ広場」づくりコンペの審査結果が発表され、設計施工対象となる学長賞に「KOFUN DECK」本田輝明さん(社会工学M2)が選ばれた。最優秀賞には「ひろば」鬼頭朋宏さん、山中喜雄さん(建築デ2年)が選ばれた。審査はアイデアに加え、全体的な整合性や実現可能性も勘案し、総合的に審査された。一般投票で2位と1位の作品の受賞となった。
また、名古屋工業会賞には「日常のなかの非日常」平井健一さん(建築デ3年)、名古屋工業大学後援会賞には「ゆめ広場ーおとをならそうー」手島史惠さん(建築デ4年)、審査員特別賞・環境賞には「PROJECT BIO in NIT」中野裕智さん(都市社会3年)ら7名、審査員特別賞・アイデア賞には「Variety at the hole」岩月嵩さん(建築デ4年)が選ばれた。
全国の大学初の試み
ゆめ広場づくりコンペは、19号館改修工事に伴いできたスペースにつくりたい空間アイデアを、名工大生を対象に募集したコンペで、13作品の応募があった。建築デザインや社会工学以外からの応募もあり、全学的に関心を集めた。大学の施設を学生からアイデアを募集し設計施工する今回の試みは「国立で知る限り名工大が最初」(学生課)だという。
コンセプトは寝そべること
設計施工対象となった「KOFUN DECK」は、大学会館前の古墳の延長のようなゆるやかな傾斜のデッキの真ん中に桜の木という構成で「コンセプトは寝そべるです。これまで名工大にはなかった寝そべってリラックスできる空間を作ろうと考えた」(本田さん)という作品。コンペへの応募は「名工大で5年過ごした経験から、自然と自分の中に『名工大にこんな広場があったらいいな』というイメージを持っていた。ゆめ広場コンペの話を聞き、自分の中のイメージを形にしてみたいと考えた」ことがきっかけ。
受賞については「嬉しいです。受賞の喜びを感じると同時に、名工大の学生を代表して、みなさんが喜んでくれる広場を作っていかなければならない責任も感じています」と語った。
今回のコンペについては「面白い取り組みだと思います。大学の現状をリアルに感じている学生が大学の将来の姿を構想する大学側に対して、近い未来の広場を提案していく。その関係性はリアリティーがあり、私にとって魅力的に感じました」と語った。
本田さんは若山研究室(建築デ)に所属。修了後、設計事務所に就職することが決まっており、社会に出ても設計図を引く。
ゆめ広場の現状と今後
現在は、本田さんと施設企画課、設計事務所を交え、実施設計に向けた打ち合わせを重ねている段階。来年1月頃に着工され、5月以降に施工される予定。来年の夏にはゆめ広場のデッキで寝そべりながら読書したり、のんびり過ごすことができそうだ。