平成20年度 入学試験 合格者発表される
3月7日正午、平成20年度名工大前期試験合格発表が講堂前にて行われた。近年、大学に足を運ばずにホームページ上で合否を確認する傾向が強まる中、いち早く合否をその目で確かめようと多くの受験生らが講堂前に集まった。受験票を握りしめた受験生らの目の前に合格者の受験番号が貼り出されると、自分の受験番号を見つけた合格者の歓声と、在校生の祝福の声が青空に響き渡った。
前期試験での合格者は一部二部合わせて604名。友人や家族と喜び合い、携帯で受験番号を撮影したり、家族に電話で報告したりするなど、合格者らは思い思いに喜びを分かち合った。また当日は多くのクラブ・サークルも集まり、合格者と祝福するとともにいち早く新入部員を獲得しようとビラ配りなどの勧誘活動が行われ、ボート部とアメフト部により恒例の胴上げが行われるなど講堂前は賑やかな空気に包まれた。
この日建築・デザイン工学科に合格した男子学生は「まさか受かるとは思っていませんでした。本当に嬉しいです。将来はみんなが住みたくなる住宅の設計ができたらと思います。頑張って勉強します」とこれからの抱負を語った。
また、3月23日には後期試験の、2月13日には大学院の新設専攻である未来材料創成工学専攻と創成シミュレーション工学専攻の合格発表が行われ、これで全ての20年度合格者が決まった。
4月6日には一部生919名、二部生22名、博士課程前期661名、博士課程後期56名が名工大に入学する予定(3月25日の時点での入学辞退者除く)
2008年4月のアーカイブ
平成19年度 学位記授与式 1598名が卒業
3月24日10時30分より、名古屋市公会堂で卒業式(学位記授与式)が行われた。式が始まる前は、時折雨の降る空模様であったが、お昼からは完全に晴れ、新たな世界に旅立つ卒業生の前途を祝福していた。
博士26名、修士587名、第一部879名、第二部106名が名工大を卒業した。また、博士論文提出者10名にも学位記が授与された。開式の辞の後、名古屋工業大学管弦楽団によりワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」が演奏され、厳かに式は始まった。続いて、松井信行学長より卒業生代表に学位記の授与が行われた。特に、博士を卒業した8名の留学生へは、その国の言葉で「おめでとう」と伝えていた。
式辞では、松井学長が「毎年の卒業生に伝えていることですが、名工大への信頼は卒業した6万人を超える先輩が、産業界、学会、政界などで活躍しているおかげです。卒業後も年に1度は大学に来て、後輩に思いを伝えてください。それが、この大学の財産となっていくのです」と言葉を贈った。卒業生答辞では大学院生、第一部生、第二部生の代表がそれぞれ緊張の面持ちで、大学生活の思い出やこれからの決意を表した。その後、名古屋工業会の牛込会長より、名古屋工業会賞と記念品の名前付き時計が成績優秀者に贈られた。名工大合唱団が学歌で卒業を祝い、最後に閉会の辞で無事、閉幕となった。
公会堂前には後輩達が集まっており、花束贈呈や、記念撮影、胴上げなどで式を終えた先輩達を祝福した。その後、大学にて学科や研究室ごとに卒業証書・学位記が一人一人に手渡され、大学生活に別れを告げた。
キオスク端末設置 ポータル閲覧が容易に
3月末に2, 19, 52号館に学内情報を閲覧するためのキオスク端末が設置された。
学生証を端末のセンサーにかざす事で学生ポータルの閲覧が可能であり、メールの着信や学内の掲示をその場で確認する事が可能だ。
将来的には学生一人ひとりの時間割を標示し、休講などの情報を確認できるようにする予定。
講義の前や合間に気軽に情報の確認が行えると期待される。
スキー部 第28回全日本国公立大学スキー選手権大会 女子総合6位 男子13位
白馬岩岳スキー場にて3月10日~3月14日の5日間、第28回全日本国公立大学スキー選手権大会が行われた。昨年は雪不足で大会が中止になったが、今年は積雪に恵まれ、無事開催することができた。
大会種目はスーパージャイアントスラローム(SG)、ジャイアントスラローム(GS)、スラローム(SL)の3種目でいずれもアルペン競技になる。
今回の全国大会は、中部地区の大学のみの参加だった1月の大会と違い、東北や甲信越、北陸地区の大学も含め17校が参加。信州大学や新潟大学が上位を独占する結果となった。しかし、その中でも名工大スキー部は女子が総合6位入賞、男子も13位でポイント獲得と健闘した。
大学に入ってスキーを始め、SL14位の横沢史織さん(都市社会2年)は「ポイントを取ることができてうれしかったです。でも、GSで転んですごく悔しかったです。来年は最初から最後までしっかり滑れるようにしたいです」、GSとSGでポイント獲得を果たした二宮佳亮さん(生命・物質2年)は「SLで転倒するなど、満足いかない残念な結果になりました。まぁ、一言で言うと『ダメだったし全国公・・・』って気持ちです。今シーズン滑走日数は58日(3月20日現在)ですが、もっともっと練習して、来年こそは入賞できるように頑張りたいです」と語った。また、惜しくもポイント獲得を逃した伊東大輝さん(電気電子3年)は「大会結果で上位とのタイム差を見て自分が選手としてまだまだ未熟であると痛感させられました。技術の向上と同時にメンタルを強化をしていく必要があると感じました。少しでもタイム差を縮められるように今後努力していきたいと思います」と、今後の目標を語った。名工大スキー部の今後の活躍に期待したい。
スキー部HPはこちら
図書館 南館改修終わる 全館利用可能に
図書館の南館の改修工事が終わり、昨年度の北館の改修と合わせて図書館が全館利用可能となった。南館には主に北館の電動移動式集密書庫にあった理工系の資料が通常の本棚に置かれ、通路の幅にも余裕ができて利用しやすくなった。また、南館にも資料の閲覧席が160席追加され、1階には雑誌や新聞のブラウジングコーナーが設置されるなど、北館と合わせると一昨年と比べて資料を閲覧するスペースも大幅に増えた。
建物の改修は完了したものの、資料の移動などは4月現在では終わっておらず、仮開館の状態で、現在も移行作業が続けられている。正式な開館は6月の予定で、今後2階と4階にリクライニングや足置きの付いたイスの設置されたリフレッシュコーナーができるほか、3階の国際交流コーナーでは、海外事情に関する図書を揃える予定だ。また、昨年度は改修工事の関係で利用ができなかった一部の資料も、北館の集密書庫に移動し利用可能となる。
図書館情報サービス係の波多江さんは「キレイになったので、落ち着いて勉強してほしい。4月5月はまだ移行作業があり、利用制限があるかもしれませんが、ご協力お願いします」と話した。
インターネットで大抵の情報は得られる時代になったが、専門知識のまとまった情報はまだまだ書物が中心。新しくなった図書館に足を運び、落ち着いて勉学に励んでみてはいかがだろう。
研究室の旅(9) 藤本研究室(情報工学専攻)
2月20日、3号館の11階などにおいて、藤本研究室オープンハウス2008と題して、藤本研究室の研究成果や技術シーズを公開するイベントが行われた。オープンハウスには研究成果を利用できないかと、企業の技術者約300名が来場した。今回の研究室の旅では、このように多くの人を集める魅力を持った、藤本研究室を紹介する。
■コア・テクノロジー~力触覚の技術~
力触覚技術は、人間が感じる力や触ったときの感触をセンサーによりセンシングすることと、センシングしたデータを人間にディスプレイすることの主に二つの分野で構成される。力触覚の技術を用いて開発された「触覚コンタクトレンズ」を使えば、例えば自動車にある熟練者にしかわからないようなわずかなへこみを、初めて触る人でも判別できるようになるという。力触覚の技術は藤本研究室のコア・テクノロジーで、この分野では世界一といえるそうだ。力触覚技術は計測機器やヒューマンインターフェースから、ロボットや医療の分野にまで応用範囲を広げ、それぞれの研究で有効活用されている。
■医療への応用
経済産業省のプロジェクトに採択され、昨年9月から活動を開始した「インテリジェント手術機器研究開発プロジェクト」では、力覚センサーを内視鏡に取り付け、それを執刀医がディスプレイ装置で感じることで、手術において熟練医のような繊細な作業が可能となる。また、最近では人工股関節の研究も始めている。現在の人工股関節はヨーロッパが主体で開発されており、アジア人の体型にあったものはないため、どこの人にでも合うものを製作するというもの。企業の参加も募り、実際にものをつくるところまで進めたいという。
■ネオロボット
ロボットといえば、モータなどの動力があり、エネルギーを使って動くものを想像するが、藤本研究室で開発している受動歩行ロボットはなんと動力なしで坂を歩いて下ることができる。見ているとおもしろいオモチャのようだが、受動歩行ロボットを研究することで従来の歩行ロボットが省エネルギーで歩くヒントになるという。このような受動歩行ロボットのほかに、水中ロボットのような、従来ロボットとされなかった「ネオロボット」の研究も行われている。
■おわりに
研究室のメンバーはスタッフも含めて100人を超え、研究テーマも医療からロボットまで幅広く、研究成果も多い藤本研究室の長である藤本英雄教授(情報工学専攻)は、まさに研究のプロデューサー。藤本教授は「人の能力を見つけて、その人の能力がもっとも発揮できるような仕事をさせるのがトップの役割。企業も発展するためにはトップの力が必要」と話した。
合唱団 定期演奏会を開催
名工大合唱団が、3月15日に名古屋市東文化小劇場にて定期演奏会を開催した。今年で42回を数える定期演奏会には約80人の聴衆が来場し、合唱団の歌に聴き入った。
演奏会のプログラムは第一ステージから第三ステージの三つのステージで構成されていたが、プログラムにはない有志によるアカペラも挟まれるなど、聴衆を飽きさせなかった。
指揮者の安藤豪規さん(環境材料3年)のお勧めの一曲である、第一ステージ「木下牧子 アカペラ・コーラス・セレクション」での「44わのべにすずめ」は、44羽それぞれのべにすずめの様子が歌詞で歌われ、そこにべにすずめの鳴き声がコーラスとして重なる楽しい歌であった。本当は歌いたかったという安藤さんは「歌うように指揮をしました」と話した。
定期演奏会は合唱団の毎年の最終目標として掲げられている。団長の深田啓介さん(環境材料3年)は「今年はみんな歌声に自信を持ってきて、声が張れるようになった」と話した。
合唱団は3月24日の卒業式で名工大の学歌を歌い、卒業生に祝福を送った。また、4月6日の入学式でも学歌を披露する予定だ。この機会に学歌を歌えるようになってみてはいかがでしょう。
部活のとびら(8)航空部
「せっかくだから乗ってみますか?」
岐阜県の木曽川滑空場に名工大航空部を訪ねたら、唐突にそう誘われた。誘われるまま二人乗りのグライダーに乗り込み、テイクオフ。凧揚げの要領で一気に高度400mまで運ばれると、濃尾平野が眼下に広がった。10分間の驚くほどスムーズな空の旅の後には言葉にできない充実感。名工大航空部の部活のとびらを開けると、主将の伊藤拓(情報工3年)がそこにいた。
「グライダーは様々なスタッフの連係プレーがあって初めて飛べます。チームワークが大切ですね」
彼がそう語るように、部員同士の仲はとても良い。部内には和気あいあいとした雰囲気が溢れ、練習の合間にも気がつくと笑い声が。しかし、練習が始まるとその雰囲気は真剣そのものに変わる。やるときはやる、遊ぶ時は遊ぶ、オンとオフの切り替えを大切にしているそうだ。
主な活動は学内での週一回のミーティングと、二ヶ月に一度の合宿。岐阜県の木曽川滑空場で合宿を行い、グライダーの滑空練習を繰り返している。現役部員の全てが大学入学後初めてグライダーに乗った初心者。教官との二人乗りで経験を積み、免許取得を目指す。
「上手い人は天候に恵まれれば、上昇気流に乗って1時間以上飛んでいられます。上昇気流に乗ると身体が浮く感じがしてわかるんですよ」
そう楽しそうに語る彼の姿からは、空を飛ぶ事の面白さが伝わってくる。
部活の醍醐味は、やはり空を飛べる事。そして、合宿や試合で日本中の様々な人に出会えること。東海地域はもちろん関西の大学とも合同で練習を行ったり、関東や関西の試合にも行くなどして他大学との交流も深めている。他大学の航空部員とは、一緒に遊びにいくほどの親密な関係だ。
今年の目標は三年ぶりの全国大会出場。昨年は名城大、岐大、南山大との名名岐南戦で完全勝利を果たし、今後の活躍に期待がかかる。
■航空部
部員は現在男女合計11名。様々な大会に精力的に出場し、近年は2005年のローズカップ個人優勝、昨年の名名岐南戦優勝などの成績をあげている。4月中旬に体験飛行を開催する予定なので、興味のある方は nitsc@mail.goo.ne.jp まで気軽に連絡を。