ソーラーカー部 部内記録更新
8月1日から3日にかけてDREAM CUP ソーラーカーレース鈴鹿2008が開催された。このレースは国際自動車連盟公認の世界最高峰のソーラーカーレースである。本大会に出場した名古屋工業大学ソーラーカー部は、周回数78周という部内最高記録を樹立し、出場クラス順位9位、総合17位という好成績を収めた。
今回はソーラーカーレース鈴鹿2008まで部長を務めた土井健至さん(機械工3年)と、これからのソーラーカー部を牽引していく現部長・橋口徹さん(機械工2年)の二人にインタビューをした。
「今回の成績を収められたのは、前年の反省を活かし、ブレーキの効率化、ボディの強化・軽量化、タイヤのスパッツのスリム化といったマシンの改良を上手く行えたのが良かった。試合ではタイヤがパンクするなどのトラブルが起きたが、それでもこの結果を収められたのは素直に嬉しい」と橋口さんは語る。
来年は周回数85周以上、総合順位10位以内に入ることを目標に努力していくことを語ってくれたソーラーカー部。現マシンは改良を重ねることで来年も出場するが、2年後を目標により安全性を重視した新マシンの設計を行っている。新マシンについて橋口さんはより良いものにしようと意気込みを見せた。今後の活躍にも目が離せない。
2008年10月のアーカイブ
ソーラーカー部 部内記録更新
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大学院入試 合格発表される
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大学院入試 合格発表される
9月12日正午に名工大講堂前にて、平成21年度大学院入試博士前期(外国人留学生含む)及び後期過程の合格発表が行われ、博士前期496名、後期26名が合格した。
未来材料創成工学専攻、創成シミュレーション工学専攻の新設といった専攻改変後、初の入学試験となった今年度は、外部受験者が128人を数えた他、受験倍率は1.29倍となり、昨年度の1.16倍を大きく上回った(全て前期課程)。そんな激戦の中、自分の受験番号を見つけた受験者らは喜びをかみしめていた。
平成21年度大学院入試結果
(数字は左から受験者数、合格者数)
【博士前期課程】
物質工学専攻:106、81 機能工学専攻:146、104
情報工学専攻:152、119 社会工学専攻:61、50
産業戦略工学専攻:31、22 未来材料創成工学専攻:68、59
創成シミュレーション工学専攻:74、61
【博士後期課程】
物質工学専攻:1、1 機能工学専攻:5、5
情報工学専攻:5、5 社会工学専攻:3、3
未来材料創成工学専攻:7、7 創成シミュレーション工学専攻:5、5
今後のイベント情報
昨年まで学内で開催されていた名工大テクノフェアが、今年は場所を吹上ホールに移し、11月5日に名工大と名市大の合同で「名工大・名市大テクノフェア2008」として開催される。
また、昨年に引き続き吹上ホールで企業研究セミナーが行われる。これは名工大生のための会社の合同説明会である。さらに、学内でも就職ガイダンスが行われる。
自分を高めることができるこのようなイベントに積極的に参加してみよう。
日程について
開催日
内容
時間
会場
11/5(水)
名工大・名市大テクノフェア2008
10:00-17:30
吹上ホール
10/8(水),15(水)
本学卒業・修了者による体験談
15:00-16:30
名工大講堂
11/12(水)
業界研究・企業研究・職種研究とは -企業研究セミナー直前対策-
15:00-16:30 17:00-18:30
102教室
11/26(水)
公務員の仕事について
15:00-18:30
102教室
12/17(水)
エントリーシート対策 -概要と注意すべきポイント-
15:00-16:30 17:00-18:30
102教室
11/18(火), 19(水)
企業研究セミナー -企業約300社が本学学生のみに説明-〈両日は別の企業が出席・スーツ等着用で〉
10:00-17:00(予定)
吹上ホール
創成シミュレーション工学専攻 記念シンポジウム開催
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創成シミュレーション工学専攻 記念シンポジウム開催
7月25日、名古屋工業大学2号館F1講義室にて創成シミュレーション工学専攻記念シンポジウムが開催され、専攻を構成する計算応用科学、計算システム工学、都市シミュレーション工学各分野の研究内容と異分野間の連携、協力、融合をテーマに本学の教授3名を含む6名が講演を行った。
このシンポジウムは本年度の創成シミュレーション工学専攻の創設を記念し開催。当日は同専攻に対する期待の大きさを反映して、一般企業などからの参加も含め学内外から立ち見が出るほどの参加があり、活発な意見交換が行われた。講演に先立ち、松井学長が「コンピュータシミュレーションに対する社会の需要が高まる中で、優秀な技術者を育成したい」と意気込みを語り、同専攻の後藤俊幸教授が、「様々な分野から人が集まる事により境界領域の研究、新しいテーマの創出を目指す」と、新専攻の狙いを説明した。
続いて行われた講演では、矢川元基 東洋大学計算力学センター長、尾形修司 教授、Frank K Soong マイクロソフト研究所アジア拠点音声グループヘッド、水野直樹 教授、服部正太 ㈱構造計画研究所社長、張鋒 教授の6名が、自身の研究分野とコンピュータシミュレーションの関わりを紹介。参加者からも多くの質疑が寄せられる等、活発な討議が行われた。
講演内容一覧(名前(敬称略)・所属・「講演内容」)
矢川元基・東洋大学計算力学センター長
「シミュレーション科学の将来展望」
尾形修司・創成シミュレーション工学専攻教授
「多階層型シミュレーションでチャレンジする複雑材料システムのまるごと解析」
Frank K Soong ・マイクロソフト研究所アジア拠点音声グループヘッド
「Training a statistical model from data and rendering realistic synthesis」
水野直樹・創成シミュレーション工学専攻教授
「制御におけるシミュレーション ‐性能評価のためのオフラインシミュレーションから目的性能達成のためのオンラインシミュレーションへ‐」
服部正太・ ㈱構造計画研究所社長
「創造工学としての期待 ‐実業界とブリッジする工学知‐」
張 鋒・創成シミュレーション工学専攻教授
「地盤の液状化、その防止策と数値シミュレーションによる評価」
大学院新専攻長インタビュー 創成シミュレーション工学専攻
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大学院新専攻長インタビュー
創成シミュレーション工学専攻 専攻長 杉山勝 教授
今年度から名古屋工業大学大学院に2つの専攻が新設された。6月号「未来材料創成工学専攻」に引き続き、今回はもう1つの新設専攻である創成シミュレーション工学専攻の専攻長、杉山勝教授にその特色と今後の展望を伺う。
■新専攻設立のきっかけ
現代社会には環境問題に代表されるような、多くの要素が複雑に絡む問題が溢れている。工業技術者としてこれらの問題を解決するためには、関連する多くの分野が集まり学際的に取り組んでいく必要があり、学生への教育もそれに合わせていかねばならない。そのためには様々な分野が結びつく横断的な組織が必要だ。また、コンピュータ技術の向上により、今や単なる道具の域を越えて創造的な作業を行うために欠かせないものとしてコンピュータを用いるようになった。例えば、実際の実験が難しい極限条件下でのシミュレーションが可能となり、解析や設計の低コスト化、高機能化が容易になった。とはいえ、当然ながらコンピュータは万能ではなく、その適用条件などの理論的裏付けと実物を対象とした実験、そしてコンピュータを適切に組み合わせることができる技術者の育成が必要だ。
そこで、コンピュータシミュレーションを共通手法として様々な分野が集まり、異分野融合による新しい研究分野を創成、コンピュータの高度活用による産業の拡大発展を目指す人材を育成するためにこの専攻が設立された。
■この専攻の特色
様々な分野から第一線で活躍する研究室が集まった学際的な組織である事が特徴だ。学生は今まで通り一人の先生の下に所属することになるが、担当の先生以外の様々な分野の先生からも学べるカリキュラムになっている。今までは自分の研究分野以外はよく見えず狭い視点になりがちだったが、ここではより幅広い視点で学ぶことができる。
■今後の展望
まずは異分野との交流を深めることで、今までに無かった展望を切り開きたい。各分野において特有の手法が存在するが、それらの中には実は共通する考え方が含まれていることが多く、全然違う分野同士の研究でも発想が似ていることがよくある。実際、異なる分野の学生に講義を行うと自分の分野の内容をその学生の分野の考えで解釈してくれて、その内容が新鮮で驚かされる。このように我々も学生から学ぶことが多い。コンピュータを用いて、新しい工学知の地平を切り開ければ面白い。
■最後に学生に一言
自分を小さく限定しないでほしい。工学だけでなく広い視点で学ぶ姿勢が、研究はもちろん今後の人生においても重要な意味を持つ。様々な分野から先生や学生が集まっているので、いろんな分野の人と積極的に交流してほしい。人生いつ何が役に立つかわからないもので、自分の専門分野に軸を置きつつも視野を広く持って学ぶことが大切だ。学生の若い発想で新しい考えを出して、私たちを驚かせてほしい。
兼田研 大須で回遊行動アンケート調査
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兼田研究室(建築・デザイン工学科) 大須で回遊行動アンケート調査
■大須の魅力を探る
9月13、15、23日に大須商店街で、同商店街の魅力を探る大須区回遊行動アンケート調査が行われた。商店街に訪れた人たちに3日間で約2000部のアンケートを配布。移動経路や立ち寄った店舗、来訪の目的などを帰宅してから記入して返送用封筒で郵送してもらう。
調査を行ったのは、竹内昌史さん(建築・デザイン工4年)と吉田麻里さん(社会工学専攻M2)を中心とする兼田研究室のメンバー11人。「来訪者の行動パターンと店舗の分布状況の関係性を分析することによって、商店街の活性化に活かせれば」と、竹内さんは語る。同研究室では、10年前から5年ごとに調査を行っており、今回が3回目となる。これまでの調査結果から、駐車場の増加によって車での来訪が増加していることや、男性は商店街の北側を多く利用し、女性は南側を多く利用する傾向にあることなどが判明している。今回の調査で、ここ5年間の大須の変化や今後の傾向を知ることができるだろうと期待されている。
現在までに約400通の回答が寄せられており、調査のたびに回収率は上がってきているそうだ。
回収したアンケートは2月頃までに、卒論、修論としてまとめられるほか、大須商店街連盟を通じて今後の街づくりに活かされる予定だ。
研究室の旅(11)
岡本研究室(生命・物質工学科/物質工学専攻)
「仕事をしている気がしない。遊んでいる感じで研究を楽しんでいますね」
そう話すのは、物質工学専攻の岡本茂准教授。10人の学生とともに、宇宙を利用した新しい材料の開発を行っている。今回の研究室の旅では、そんな岡本研究室を紹介する。
■フォトニック結晶
岡本研究室では、全く異なる二つの高分子を結合させ(ブロックポリマー)、その単結晶を作ることにより、光学的に新しい性質の結晶である「フォトニック結晶」の生成を行っている。通常の高分子の約100倍の長さの高分子(超高分子とよばれる)の重合に成功したのは世界でも岡本研究室を含めて数例だけだという。フォトニック結晶は光に対して、電気でいう半導体の役割をすることがき、光コンピュータの可能性を現実のものとする。また、特定の波長の光を完全に反射するという性質を用いれば光ファイバーの効率化や、光コンピュータの配線基板に応用でき、また光を閉じ込めておくことができるため、光池(光の電池)や光コンピュータのメモリへの応用が期待される。フォトニック結晶は従来、微細な粒子を格子状に積み上げて作ったり、材料から細かく削って形作ったりしていたが、高分子の重合体を使うことで手を加えることなく自己組織的に結晶構造ができることが利点である。また高分子で作ったフォトニック結晶は、温度や圧力を変えることで取り扱う波長を自由にチューニングすることができる。
■宇宙での実験
大きな結晶をつくるためには、地球の重力が弊害になる。そこで岡本研究室はJAXAと協力し、2007年12月にカザフスタンにて打ち上げたロケットに実験道具を搭載、国際宇宙ステーションへ移し、無重力の宇宙での実験を行った。実験は成功し、2008年3月に宇宙飛行士の土井隆雄さんとともに地球に帰り、現在は宇宙実験でできた物質の解析をしているという。次の宇宙実験は数年後を目標にしている。
■充実の研究室生活
研究室ができて3年と、まだ新しい研究室だが、先生と学生が一緒にいる部屋では、先生と学生、または学生同士でよくディスカッションが行われる。10人という人数の割には学会発表が多く、最近は月に1回のペースで誰かが発表に行っているという。雰囲気も良く、研究室から笑いは絶えず、よくサッカーをしたり飲みに行ったりするとか。角幸治さん(物質工学専攻M1)は「やる気のある人にはどんどん協力してくれて、やりたいことは100%やらせてもらえる。気軽に見学に来てください」と話す。
■夢を持つこと
岡本准教授の宇宙へのこだわりの原点は、少年時代までさかのぼる。子供の頃、宇宙飛行士に憧れていたという岡本准教授は、98年のNASDAの宇宙飛行士募集に応募し、試験を受けた。しかし惜しくも不合格となった。ちなみにこのとき合格となったのが現在宇宙飛行士の星出彰彦氏ら。それでも宇宙への夢を捨てなかった岡本准教授は、宇宙を用いた材料開発の道へ進んだ。そんな岡本准教授は「それぞれ夢をもって楽しんでほしい。ゲーム機を使う時に読む取り扱い説明書と同様に 、自然と遊ぶ(=理解し利用する)にも、自然の取り扱い説明書が必要になります。それが教科書ですよ。何かやりたいという夢があれば、そのための教科書(取り扱い説明書)を読むのも楽しくなりますよ」と名工大生にメッセージを贈った。
生協レジ袋撤廃へ 10月20日(月)から3日間仮撤去
10月4日(土)より、名古屋市東部8区のスーパー及び量販店にてレジ袋の有料化が施行される。この動きに倣って、環境問題に取り組む名工大生協がレジ袋撤廃という大きな決断を下した。
名工大生協職員の岸幹基さんは、「当初は有料化の予定でしたが、その場合ですとお金を払うだけで済むことになり、具体的な効果が見出せません。目的は有料化ではなくレジ袋を削減することにあるので、今回の件に踏み切りました。また素材や環境について研究する名工大生には、レジ袋撤廃という形で環境との兼ね合いを考えて欲しいという気持ちがあります」と語る。
一方で、名工大生協学生委員会では環境プロジェクトとして、年に数回クリーンキャンパスを実施する以外にレジ袋削減に向けた活動を行なっている。プロジェクトに所属する曽我麻衣子さん(都市社会工1年)は、「当たり前のように貰っているレジ袋をきっかけに、普段の生活を見直して未来の工学者としての自覚をもって行動してほしいです」と思いを語った。
10月20日(月)からの3日間はレジ袋の仮撤去を行い、期間中はどのように対処したかを学生から聞く。完全撤去は、すみっこ、かどっこ、テイクアウト丼販売所の3箇所で12月中旬からの予定で、それまでの期間の有料化は行なわない。現在、すみっこにおいて1日当たり大小2種類合わせて1000枚弱使用される。このレジ袋をゼロにするのは決して簡単なことではない。学生一人ひとりの意識が重要となるだろう。