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産学共同デザインプロジェクト グランプリ決定
今秋の商品化を目指す
「産学共同デザイン 5W×1H×3P」(カケアワセプロジェクト)で商品化案を決定するデザインコンペが4月3日に名古屋工業大学で開かれた。
「5W×1H×3P」とは、企業(Professional)と、学生の個性(Personality)のそれぞれから出る要素(5W×1H)を基に商品を生み出し、その過程(Process)を公開しようとする試みである。プロジェクトは、伊藤孝紀研究室、伊藤准教授が主宰する有限会社「TYPEA/B」、株式会社「FLANNEL(フランネル)」が共同で進めている。
当コンペのテーマは「子どもといっしょに使えるソファ」で、グランプリを獲得したのは「スフェリコン・ソファ(仮)」である。このソファは幾何学形態(スフェリコン)を利用した構造となっており、上下に座面を2つ作り、転がすことで座面を切り替えることができるものだ。“転がす”ことによって子供の興味や創造力を生み出そうという発想である。
グランプリを受賞した、同研究室の富田有一さん(社会工学専攻M1)は、「公募からコンペまでに1か月の間で、テーマに沿ったものを考えるのは大変でした。どの参加者も頑張っている中で、自分の作品が選ばれたのはうれしかったです」と語った。
グランプリ作品は現在製作段階に入っており、10月14~25日に開催される「Nagoya Design Week 2009」にて完成作品がお披露目となる。また、6月19~27日において名工大図書館でデザインプロセスの展示があり、6月20日には名工大講堂での公開ミーティングを開催し、作品について参加者と議論する場を設けている。プロジェクトを担当する坂井大介さん(建築デザイン4年)は、「作品が生まれてからここまでの流れを口で説明するよりも、実際に見て作品と触れ合って欲しいのでぜひ見に来てください」と語る。
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がんばった学生を応援 学会発表などに応じて報奨金
名古屋工業大学は学会発表や論文発表などでがんばった学生に対し報奨金を与える制度を定め、今年度から実施する。創立100周年の際に企業や個人、OBや教職員による寄付金等で集めた基金から、毎年1800万円を使って行われる「大学基金事業」において、うち300万円を学生の研究奨励金に充てる。
学会の研究発表や学術雑誌への論文掲載、学会での受賞を専攻ごとの基準でポイント化し、順位に応じて10名に10万円、40名に5万円の総額300万円を支給する。審査の適用期間は前年度の11月から当該年度の10月までで、今年度の終わりには昨年からの研究成果に応じて第1回の支給者が決定する見込みだ。学生生活チームリーダーの西出さんは「研究活動をがんばっている学生ならば全学生が対象になる。がんばった人に対して褒め称えて応援したい」と話した。
大学基金事業では他にも、大学入試の前期日程の各学科首席合格者の奨学金、課外活動団体以外の個人やグループが学外のコンペやコンテストに参加するための支援金、本学の特許を事業化するための支援金などで様々な支援を行い、今後も寄付等で運用し長く続けていく方針だ。
がんばった学生は正当に評価され、報われる。学生のモチベーションアップと今後の成果が期待される。
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生協総代会議案成立生協総代会議案成立
5月30日に、大学会館にて名古屋工業大生活協同組合2009年度通常総代会が開催され、総代定数の2分の1以上の出席となり成立した。
今回の総代会では、昨年度の事業報告や決算、今年度の事業計画及び予算決定における議案などが出され、いずれも賛成多数により可決した。
また、新型インフルエンザの世界的な流行により、学生への感染を懸念した名工大生協は各クラスの総代委員の召集を中止し、書面による出席をとることを決定した。これにより、当日は名工大生協理事、監事及び生協学生委員といった名工大生協内の関係者のみで行われた。
総代会の各議案についての詳しい内容は、生協店舗に置いてある「2009年度通常総代会議案書」から確認することができる。
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学生大会開催
6月24日15時から2号館F1講義室にて
名古屋工業大学一部学生自治会(以下、自治会)は、6月24日に2号館1階F1講義室にて、学生大会を開催する。時間は15時から16時半の予定。
学生大会は、名工大の学生自治組織である自治会の最高議決機関。自治会では、工大祭等のイベントやクラブ活動の支援、学生による大学環境の改善を行っており、今回の学生大会において学生一人一人の意見や要求の共有、今年度の活動予算の検討と承認を行う予定だ。自治会長の羽根田慎司さん(環境材料4年)は、「学生の声を反映できる、有意義な大会にしたいです」と語った。
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藤本研 全方位推進型水上移動機を完成
現代版水蜘蛛の術!=水上版「セグウェイ」!?
忍者のように水の上を自由に動き回る。そんな夢のような乗り物を機械工学科の藤本研究室が開発した。藤本研究室の「全方位推進型水上移動機」は、樽状の容器の底部に120度間隔で取り付けられた3つのプロペラを加速度センサを用いて制御し、進みたい方向に体重をかけるだけで、360度全ての方向に進むことができる。
船のように旋回する必要がないためせまい場所でも使用でき、手足を使わずに直感的に操作できるため、操縦しながら両手を使った作業も行うことができる。そのため、入り組んだ河川の水質調査や清掃活動、さらにはアミューズメント等への応用が期待される。
開発は研究室の学生が中心となり約1年前からスタート。堀川エコロボットコンテストで聞いた、「川の上のゴミを、路上のゴミのように歩きながら簡単に拾えれば良いのに」という意見がきっかけで、忍者の水蜘蛛の術のように、水の上を自由に移動できるものを目指した。名古屋市内の堀川や大学のプール等で実際に人を乗せて実験を行い、昨年の9月頃にはほぼ現在の形になったという。「水の上なので、乗っていて揺れるのが最初は怖いかもしれないが、慣れると楽しい。操作に慣れるのにかかる時間は5~10分ほど。水の上でバランスをとりつつ、ちょっとした体重移動で簡単に操縦できるよう制御するのに苦労した」と、開発グループの武居直行准教授(機械工学科)は語る。
「将来的に靴のように履けるぐらい小型化すると、どこへでも持っていけて便利になるのでは」と、藤本英雄教授(機械工学科)は今後の可能性を語る。姿勢を制御しながら自由に移動する基本的な技術は完成しており、現在は共同で製品化を目指す企業を募っている。
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柿本研究室 高性能鉛フリー圧電セラミックスを開発
企業との共同研究で5年後の実用化を目指す
物質工学専攻の柿本研究室が、鉛フリーの圧電セラミックスで誘電性能を飛躍的に向上させることに成功した。同研究室はニオブ系圧電体を実用化しようと2002年から研究を行ってきた。
圧電体は動くセラミックスと呼ばれる材料。電気信号を機械的振動に変換するアクチュエータ、機械運動から電気信号に置き換えるセンサーとして家電製品や情報通信機器などに広く使われている。圧電体は鉛を用いたものの方が性能が良いことがわかっているが、鉛は廃棄すると地中で溶けだし川や井戸水に流れると考えられ、人体に有害であるため使用が制限される方向にある。
ニオブ系圧電体の比誘電率はこれまで400程度と、鉛系圧電体の6分の1程度の小さな値であったが、柿本研究室はこれを1750まで改良し、材料自体が軽いという特長も活かして鉛系と同等近くまで性能を向上させることに成功した。今の圧電体をニオブ系に置き換えることによって、環境負荷を減らすことが期待される。今後の研究によってさらに性能を向上させる一方、連携企業では安定かつ低コストで量産する製法の研究を行い、5年後にを目処に置き換えたいとしている。
また、ニオブ系圧電体には高温下での動作や、生体適合性など新たな特徴も発見しているため、車載や生体材料など、他分野での使用も目指しているそうだ。柿本准教授は「1つの材料で何でもできる、マルチな材料を作りたい。そして工業材料として世に出したい」と話した。
共同研究には学生も深く関わっている。「私は学生を部下ではなく同僚と思っています」と話す柿本准教授の今後の研究成果が期待される。
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研究室の旅 増田研究室(都市社会工学科)
「面白いと思えることが大切」
そう豪快に言い放ったのは都市社会工学科の増田理子准教授。専門は保全生態学。7人の学生とともに、研究室内に収まらず山や湿地に経向いてフィールドワークも精力的に行う。今回の研究室の旅では、そんな増田研究室を紹介する。
■生態系研究
増田研究室は土木系で最も新しい分野である環境関係の研究室。主に、土木系の開発が様々な生物に及ぼす影響の調査といった生態系の研究を行っている。
工学部とはまったく関係ない研究内容に聞こえ、実際、「生きものが相手。思うとおりにいかないから、一般的な工業にはなじみがない」と、増田准教授は語る。しかし、ただ観察してまとめるだけでなく、研究を進める際には統計などの数学を多用するそうだ。ここに工学との共通点が見え隠れする。
研究は、各学生が自分の好きな事柄を選んで楽しくやるというモットーで行われており、例えば蝶に興味がある学生は、蝶の観察研究を行うといった形だ。
■研究室の雰囲気
増田研究室の雰囲気を学生に尋ねると、「ゆるい感じ」と同じ答えが返ってきた。先生の部屋と学生の部屋が隣り合わせで、両部屋をつなぐドアがあるという状況もあり、ふらっと先生が入ってきて話すことも多いという。
これからの研究方針を聞くと、「今まで通り。ぱっと見役に立たなさそうでも、おもしろいことを研究する」とのこと。これからどんな研究をしていくのか、注目していきたいところである。
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藤岡研究室 木の家スクール開催
伝統の木造建築を伝える
伝統的な木造建築を現在も伝承し続けている職人達を招き、木の家をどう作り、どう住まうのかを伝える講座「木の家スクール」が、建築・デザイン工学科の藤岡研究室が事務局となり開催された。第1回講座が5月30日に名工大17号館で行われ、設計士や大工として働く43人が講座を受けに集まった。木の家スクールは12月4日ごろまで月1回のペースで7回にわたって開催される。
事務局の運営は、藤岡伸子教授を中心に学生のボランティアスタッフが行う。今回は名工大の17人の名工大の学生が参加した。建築・デザイン工学科の2年生は「木造建築に興味があったのでボランティアをやろうと思った」と話した。藤岡教授は「大学では伝統的な町場の木造建築を教えていないので、林業や農業と結びついた日本の伝統的な家づくりと循環型社会について学生に目を開いてもらえる機会になれば」と語った。
第1回のタイトルは「風土に根ざし、職人と作る家づくりの物語」というもので、伝統的な構法について参加者との質疑も交えながら講演が行われた。講演を行った、きらくなたてものや・日高保さんは「現代の家づくりは、早く安く高機能な家を作ることができる反面、その土地の気候風土に合わないなどの問題も抱えている。最も大きな問題は、数年前の耐震偽装問題により、家を作る人に対する不信感が大きくなったこと。大工のほか、左官や瓦屋、硝子屋、電気屋といった家をつくるいろいろな職人たちと建主の関係を深めることが大切」と話した。
講演の途中では、木組みや壁塗りの体験も行われた。釘やネジを使わず木だけで組み上げていく珍しさに参加者は興味を示していた。ボランティアの学生も参加者に混じって体験した。途中、見学していた大工からもアドバイスが出る場面もあり、相互に学びを高め合っていた。
木の家スクールの期間を通しての参加の申し込みは終了しているが、9月26日の一般公開講座は誰でも聞くことができるので参加してみてはいかがだろうか。また、スクールのお手伝いをしてくれる学生ボランティアは随時募集している。興味のある人は藤岡教授(fujioka【あっと】nitech.ac.jp)まで。
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