【コミュニティサイクル】
10月初旬、本学正門前および北門守衛室横に設置された実証実験用のコミュニティサイクル。何度かそばを通ったことがあるだろうが、そこに「世界初」が隠されていたとお気づきの方はいるだろうか。
コミュニティサイクルのシステム上重要なのは「個人の特定(個人認証)」と「個人による決済」である。本実証実験ではマナカやトイカといった交通系ICカードでこの二点を行っており、このシステムは世界初だという。国外ではクレジットカードを用いて個人認証などを行っているが、日本ではクレジットカードを使う文化は浸透していないため、学生なども持っている交通系ICカードを使うことを考えたそうだ。
企業の協力のもと本学に設置されたステーションは2カ所、計8台分。20人の学生がいつどこでどの自転車を借り、料金はいくらなのかといったデータはサーバーで管理されている。
こうしたコミュニティサイクルの構想を練り始めたのは2年前。白壁地区で行った社会実験「エコ バイ・シクル・ツアー」まで遡る。それから2年間、コミュニティサイクルの実現には何が必要かを追求するため地域の利用者特性などの調査を行ってきたそうだ。
来年6月には鶴舞公園にステーションを設置しての社会実験を目指しているという。将来、学内にコミュニティサイクルが設置され、自転車を自由に使えるようになることを期待したい。
【イルミネーション】
また、伊藤研究室の取り組みはこれだけではない。金山駅のアスナル金山に設置されたイルミネーションも伊藤研究室の作品だ。
「天空のシャンデリア」と題されたこのイルミネーションには無機ELという次世代の照明を使っているのだが、無機ELをイルミネーションに用いるのは日本初だという。無機ELは光量が少ないという欠点はあるものの、加工しやすいという特性をもつ。この特性を活かし、LEDなどと合わせてデザインしたそうだ。さらに今回のイルミネーションには基本の形があり、組み合わせ次第でいろいろな形にできるようにデザインしてあるため、来年以降も付け加えていけるようになっているという。
「プロセスよりプログレス。プロセスは過程だが、プログレスは拡張、拡大、成長していくということ。そこにあるものを捨てるのではなく、拡大させていきたい」と伊藤研究室の伊藤孝紀准教授(建築・デザイン)は話す。一度きりのイルミネーションでなく、拡大させていけるイルミネーション。その変化を毎年追っていくという楽しみ方もできるだろう。
【アカリナイト2011】
昨年のアカリナイト2010で行われたメールやツイッターから「ありがとう」というメッセージを投稿することで、テレビ塔が光る「Heart Tower」。今年はさらに、ロールプレイングゲームの隠しアイテムのように、隠しワードが設定されている。その隠しワードを送信すると、「ありがとう」と送信した場合とは違う発光をするという。また、同時に複数人がメッセージを送信した場合にも通常とは異なった光り方をする。ゲームのような感覚で楽しんで欲しいそうだ。
