元OL吉田幸子が営業の仕事で鍛えた話術を活かし、ルイーズ吉田という名前の占い師に転身。ショッピングセンターの片隅のルイーズのもとへ悩みを抱える人が足を運びます。父と母のどちらを選ぶべきかという小学生や、ある人の気を引くため占いが何度外れても訪れる女子高生、物事の終わりが見えてしまうという大学生。またかつてない強運の持ち主とも出会います。
「占いとは悩みを抱える人が一歩前へ足を進められるように、ちょっと背中を押してあげること」ルイーズはこの思いを胸に、優しく答えを導き、少しずつ成長していきます。日々の生活をじんわりと温かい気持ちにしてくれる一冊です。
名工大新聞版読書マラソン 第24回『強運の持ち主』 瀬尾まいこ(文春文庫)
2011年12月号 投稿者 NitechPress