先輩からの言葉(1) 名古屋工業会理事長 牛込進さん
社会でご活躍されている名工大の先輩方を訪ね、学生へのメッセージをいただく新企画、「OB訪問」。記念すべき一回目は名古屋工業会理事長の牛込進さんを訪ねた。牛込さんは昭和33年に名工大の窯業工学科(現在の環境材料工学科)を卒業し、東京窯業株式会社(現、株式会社TYK)に入社。以後、営業本部長、代表取締役社長を経て、現在、株式会社TYKの代表取締役会長。
学生のうちにすべきことは?
学生のうちに海外へ行くべきだ。これからの日本には、外国との関わりのない仕事など存在しない。そのため、将来必ず役に立つ。自分もアメリカ留学の経験が、現地で工場を建設するときに役にたった。
そして、インターンシップを利用して就業体験をしておくこと。また、時間のある学生のうちに一生続けられる趣味を作ることは大切。人に負けないものをもつことで心の拠りどころになり、自信につながる。エンジニアには冒険することも必要になるため、自信の裏づけとなるものがあると強い。
座右の銘 〜知行合一〜
学校で学ぶことは知であり、力ではない。それに実践が伴って初めて力となる。そして知恵と呼ばれるものになり、何かを為すことが出来る。学生のうちはしっかり勉強し知を蓄え、社会に出てから実践することで力にしていく。大学で学んだことはすぐに役立つわけではない。しかし、無駄にはならない。基礎がしっかりしていることが、研究開発を始め何であっても大きな差につながる。
名工大生へのメッセージ
名工大の学生は、真面目だが視野が狭い人が多い。全体を見て物事を進めていくことが下手なのである。そのため、若いうちは役に立つが、歳をとってから人を使って物事を進めるリーダーになることができない。よって今からより多くの人との交流が大切だ。
人脈は自動的に広がるものではなく、幅広くするために努力が必要なもの。学生と言う立場を利用し、研究所の見学や講演会を聞きに行くなど行動が大切である。単位互換制度などを利用して、文系のカリキュラムを学ぶ経験もプラスになる。特に、他大学の学生と知り合い、様々な考えを知ることは良い刺激となる。
最後に、ものづくりの中心地名古屋にある名古屋工業大学はもっと活躍しなくてはならない。研究内容は自分ひとりへの評価ではなく、名工大全体の評価につながる。先生、卒業生、学生が協力して『世界のNIT』にしよう。
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先輩からの言葉(1)
連載:先輩からの言葉 へ投稿: 2007年10月号 | コメントする »