世界初!双方向音声案内デジタルサイネージ
2011年6月 投稿者: NitechPress
今春、稼働し始めた「メイちゃん」の役割はキャンパス内および周辺の案内と、学内イベントの案内だ。マイクに質問したい内容を話しかけると、答えてくれるというしくみになっている。大型ディスプレイには複数のカメラが設置されており、人が立っている方向へメイちゃんが顔を向ける。実際に会話をしている感覚が味わえるための工夫だ。
「メイちゃん」というキャラクターの外見はアニメっぽくなりすぎず、逆にリアルにもなりすぎないように慎重に設定したという。身長は155㎝~160㎝と、人の視線と同じくらいになるようにといった配慮もされている。詳しいプロフィールは公開されていないが、開発プロジェクト内ではキャラクター性についての認識を擦り合わせたそうだ。
設置後、正門の守衛室には「いつ動くのか」などの問い合わせがあるという。
「メイちゃん」が対応できない質問は、まだまだ沢山あるが、日々、答えられる質問を増やしているとのことである。
キャンパス案内については現在は建物の案内のみで、「学生課はどこか」といった質問には対応できない。学生課と一口に言っても、複数の建物にわたる場合があり、一概には言えないためだ。今後、情報基盤センターや大学事務局とも協力して「○○教授の部屋はどこか」といった質問には答えられるようにする予定だそうだ。また、学内イベント情報は、オンラインで更新されるようになる予定とのことだ。
マイクに吹き込まれた音声データは記録され、今後の改良のために用いられる。ちなみにこれまでに多かった質問内容は天気予報についてだそうだ。
占いをすることもできるので、通りかかった折にでもぜひ試してみて欲しい。