吹奏楽は管楽器を主体として演奏される音楽の総称であり、軍隊や国民の士気を鼓舞するために発達した音楽だ。これまで名工大にはなかった吹奏楽部を、発足の中核となった松浦さんと共に立ち上げた江越さん(生命・物質工)は、吹奏楽の魅力を「クラシック、ジャズ、ポップス、全部がそろっていること。みんなが一つになれる、みんなで一つのものを目指す一体感」と語った。
昨年の工大祭や三好のSpring Festivalで活躍した彼らだが、発足当初はいろいろな学校を回って楽器を集めたりと苦労も多かったそうだ。部員の人数や演奏できる楽器の種類の都合で、演奏曲の音のバランスが悪くなってしまうことがあるため、原曲をアレンジしたり、作ったりもしていると聞く。そんな彼らの目標は広く音楽を楽しみ、多くの人に音楽を聴いてもらうこと。「福祉施設や病院で演奏していきたい。今年部に昇格したことで音楽コンクールにも出場できるようになったので、それに参加することも視野に入れている。最終的には定期演奏会を開けるようにしたい」そうだ。
彼らは今年も工大祭(11月19・20日)で演奏する予定。名工大吹奏楽団の今後の活躍に期待したい。
▼名古屋工業大学吹奏楽団は毎週月・木曜日の18時から21時に51号館5111講義室で個人練習や合同練習を行っている。団員は1年生が4名、2年生が5名、3年生が7名、4年生が2名。興味のある方は、55号館3階の吹奏楽団の部室まで。連絡先はこちら(nitwindorchestra[at]gmail.com)