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第49回工大祭開催

会場を埋め尽くすほどの来場者が訪れて盛り上がった。


11月18、19日の2日間に渡って第49回工大祭が開催され、合計で1万人超の来訪者が訪れた。
今年も鶴舞公園と本学構内を会場として様々な催しが行われた。当日1日目は金曜日ということもあり本学の学生が多く見られた。2日目は休日であるため、地域の住民や他大学の学生、家族連れなどが多かったが、強い風雨のため一部の企画は中止されたが、多くの来場者があった。
また、後夜祭ではゲストとしてLiSAが出演したため、多くの観客が雨の中来訪した。今までにないほどの有名人の出演に、会場は無料ライブとは思えないほどの熱気と興奮に包まれた。
今年で第49回となる工大祭のテーマは「華楽結合」で、華やかで楽しい祭りで、地域や来場者全員とつながるという想いがこめられていた。その目標を達成するために、工大祭以前からゲーム大会や各種の投稿などを行う「魁!!工大祭コロシアム」や「シール抽選会」、「地域歩き抽選会」といった当日に”つながる”催しを行ったり、地域の定期的な清掃活動などを行ったりしていた。他にも正門前のメイちゃんに様々な工大祭の催し事を表示したりすることで、本学の学生に例年以上に興味を持ってもらい、当日の来訪に”つながる”工夫が為されていた。
今回の工大祭では、前回までと異なる点で、他にも様々な試みが為されていた。本学の学生にはなじみのあるICカードでの打刻を用いたラリーや、2号館に建てられたステージでのギネス記録挑戦、研究室をまわるツアーなどが行われた。また、毎年人気のあるお化け屋敷は12号館2階の2部屋を用いて、規模を拡大し400人を超える参加者が訪れた。
今後は来年の第50回に向けての準備が進められる。実行委員長の高橋洋行(建築デザイン3年)は「あいにくの天気になってしまったにもかかわらず、多くの来訪者に来ていただき、第49回工大祭を最高の祭にできたことを本当に嬉しく思っています。来年の第50回工大祭もきっと素晴らしいものになると思いますので、皆さん楽しみに待っていてください!」と語った。

粉末X線回折装置と井田隆准教授。


セラミックス基盤工学研究センターの井田隆准教授(環境材料)と泉富士夫客員教授(物質・材料研究機構)が、物質の構造を解析するための新しい解析法を共同開発した。
新しい解析法は実測の回折強度と計算強度のずれの詳細な解析による誤差の推定と、この誤差を織り込んだ構造モデルの修正を繰り返すことで構造解析をするというものだ。最尤法(さいゆうほう)という推定法を用いて実験誤差を推定することで、構造モデルだけでなく誤差モデルも最適化することができる。
新しい解析法で求められた構造と、従来の解析法で推定された構造との間には有意な差が見られ、新しい解析法の方がより正確な構造モデルが導かれることが判明した。従来の解析法では実験誤差を正しく考慮することが困難であり、正確な解析結果を得るためには、かなり細かく粉砕した粉末試料を用いる必要があった。しかし、新しい解析法では試料を過度に粉砕しなくてもすむという実用性を兼ね備えている。
開発のきっかけとなったのは、来年愛知万博跡地にできる中部シンクロトロン光利用施設。シンクロトロン光は強力で高品質なX線であり、この施設には高感度なX線検出器も設備されるため、高速に高精度な粉末回折データを収集することが可能になる。しかし、従来の解析法では試料に要求される制約が強くなりすぎて施設の良さを生かせないことから、井田准教授は新しい構造解析法の開発の研究に取り組み始めた。
開発は粉末構造解析の第一人者でもある泉客員教授の協力もあり、着想から論文発表まで5カ月と早く進展した。
今回の開発について、井田准教授は「最尤法で実験誤差を推定するという考え方は新しく、方法論として改良する余地も残されている」と語った。新しい解析法は今後、物性科学や材料科学など広い分野にわたる多くの研究者によって有効性が確認され、幅広く利用されることが予想される。

経営工学50周年記念講演会に集まった参加者。熱心に講演を聴いていた。


11月5日、名古屋工業大学経営工学50周年記念講演会・祝賀会が開かれた。
講演会会場となった本学5111教室には学生81人、一般120人など合わせて224人が集まった。
50周年記念事業代表の鷲見克典教授(都市社会)の挨拶、髙橋実学長挨拶と続き、さらに仁科健教授(同)が昭和36(1961)年に経営工学科が設立され、生産システム工学科を経て都市社会工学科の一コースである経営システム系プログラムになるまでの変遷を簡単に説明した。
講演会の第一部では本学経営システム系プログラム所属でリスクマネジメント・事業継続マネジメントなどを研究対象としている渡辺研司教授(同)が講演を行った。また、第二部に講演を行ったトヨタ自動車株式会社技監の渡邉浩之さんは「日本のモノつくりの現状と将来~新たなる自動車社会の創造~」というテーマで、トヨタの自動車づくりや自動車を用いた新しいコミュニティについて講演した。自動車の歴史や自身の作成したプログラムなどについてユーモアを交えて語り、会場内に笑みがこぼれる場面も何度かあった。また、講演会後には会場を吹上ホールに移して祝賀会が行われた。
後日、現経営システム系プログラム主任でもある鷲見克典教授にお話をうかがった。鷲見教授は本プログラムの今後について「この50周年を機に、研究と教育のさらなる充実を図り、一層有益な研究成果と優れた人材輩出に邁進することで、グローバル社会への貢献をしていきたい」と語った。様々な変化を遂げて今に至る本プログラムの今後にも期待したい。

英単語コンテスト開催!!

髙橋学長と握手する玉城さん。英単語コンテスト1位でした。


2011年11月10日、2号館1階の0211講義室で英単語コンテストが開催された。コンテストは「名工大生が楽しみながら競い合える場」を目的としており、総勢134名の学生が参加した。テストの内容は英語科の担当教員全員で抜粋した、リスニングを含んだ6種200問のテストを1時間以内で解くという形となっており、今回の平均点は100点満点換算で53.2点だったという。この結果を受けて、主催者の石川有香教授(社会)は「グローバル化時代の技術者には、工学の力と英語の力の両方が求められます。学部の1年生の時から、国際社会で活躍する技術者をめざして、博士課程の大学院生と科学技術英語の腕を競い合えるというのも、名工大ならではですね」と述べた。
このコンテストは11月16日に表彰式が開催され、上位3名が高橋学長より表彰された。見事1位に輝いたのは玉城大資さん(機械1年)で、90点を獲得した。玉城さんは優勝者のコメントで「世界に通用するエンジニアになりたい」と語った。
今回の英単語コンテストでは副賞として上位3名に共通教育・英語科から英英辞書が、70点以上の9名には共催した名古屋工業大学生協から金一封が送られた。70点以上の得点者の中には留学生も多く、さすが異国の地で勉学に励むだけのことはあって語学力の強さを見せつけられた。この英単語コンテストは来年も開催が予定されている。楽しみながら英語力を鍛えるいい機会として、来年はぜひ、友人や部活動団体の全員で参加してみてはいかがだろう。

安田・ニラウラ研究室の皆さん。中央に座ってみえるのが安田先生。


今回の研究室の旅では、放射線を用いた医療診断装置について研究している「安田・ニラウラ研究室」を紹介する。担当教員は安田和人教授(電気電子)とニラウラ・マダン准教授(電気電子)で、シリコン上にカドミウムテルルをのせた材料の開発を行う世界唯一の研究の場だ。
安田・ニラウラ研究室は「医療に役立つものを作ろう」という方針の下、放射線を用いた医療診断装置に注目し研究している。定期健康診断でお世話になる胸部X線検査がよい例だ。現在のX線検査では人体を通過したX線を一度蛍光板に通して可視光に置き換えることにより体内の様子を映し出すという間接法を用いているのだが、X線を読み取る感度と画像の高分解能がトレードオフの関係にあり、高性能の検出器の作成は困難であった。そこで、X線を直接電気信号に変換し検出する直接法を実現し、画像の鮮明化、高感度化を両立し、さらに物質の判別をも可能な検出器を実現することが当研究室の目標だ。この目的を実現できる結晶としてはカドミウムテルル単結晶がある。カドミウムテルル結晶はやわらかくてもろいという欠点のため、大規模な放射線画像検出器には利用されてこなかった結晶であるが、有機金属気相成長法(MOVPE法)を用いてシリコン上に形成させることで実用化につなげた。MOVPE法は発光ダイオードや超高速トランジスタなどに用いられる薄い膜の作成時に使われている方法であるが、その方法を用いて0.1㍉㍍、0.2㍉㍍もの厚さの結晶作りに応用するという独特な工夫をこらしている。カドミウムテルル単結晶を用いることで注目される一番のメリットは「物質が判別できる」ということである。この結晶を用いることで、人体を通過する放射線のフォトン(光子)エネルギーが検出可能になるため、影絵のような画像に加え、物質の判別も可能となるので医療での活躍の場が広がると期待される。現段階では、8×8に64個カドミウムテルル検出器を配列した画像検出器を実現しており、その特性も確認している。現段階でも64個以上に検出器を集積化した画像検出器の製作は可能であるが、現状では64以上の検出信号を同時に処理できる信号処理システムがないという状況だ。今はより大きいサイズで検出可能にするシステムの開発に向けても検討を開始している。
当研究室の特徴は、所属する学生がみんな同じテーマに沿って研究しているということである。そのテーマは代々引き継がれており、約10年にわたる。安田先生は「毎年毎年、同じテーマに取り組むから研究は確実に一歩ずつ進歩していきます。だからこそ、10年でこの段階まで来ました」と語る。この研究は、放射線のフォトンエネルギーが識別可能になるという点から、放射線発生源の種類が判別できる新しい放射線検出器開発の可能性も秘めている。今後の安田・ニラウラ研究室の活躍に期待したい。

元OL吉田幸子が営業の仕事で鍛えた話術を活かし、ルイーズ吉田という名前の占い師に転身。ショッピングセンターの片隅のルイーズのもとへ悩みを抱える人が足を運びます。父と母のどちらを選ぶべきかという小学生や、ある人の気を引くため占いが何度外れても訪れる女子高生、物事の終わりが見えてしまうという大学生。またかつてない強運の持ち主とも出会います。
「占いとは悩みを抱える人が一歩前へ足を進められるように、ちょっと背中を押してあげること」ルイーズはこの思いを胸に、優しく答えを導き、少しずつ成長していきます。日々の生活をじんわりと温かい気持ちにしてくれる一冊です。

正門前にある実証実験用のコミュニティサイクル。


【コミュニティサイクル】
10月初旬、本学正門前および北門守衛室横に設置された実証実験用のコミュニティサイクル。何度かそばを通ったことがあるだろうが、そこに「世界初」が隠されていたとお気づきの方はいるだろうか。
コミュニティサイクルのシステム上重要なのは「個人の特定(個人認証)」と「個人による決済」である。本実証実験ではマナカやトイカといった交通系ICカードでこの二点を行っており、このシステムは世界初だという。国外ではクレジットカードを用いて個人認証などを行っているが、日本ではクレジットカードを使う文化は浸透していないため、学生なども持っている交通系ICカードを使うことを考えたそうだ。
企業の協力のもと本学に設置されたステーションは2カ所、計8台分。20人の学生がいつどこでどの自転車を借り、料金はいくらなのかといったデータはサーバーで管理されている。
こうしたコミュニティサイクルの構想を練り始めたのは2年前。白壁地区で行った社会実験「エコ バイ・シクル・ツアー」まで遡る。それから2年間、コミュニティサイクルの実現には何が必要かを追求するため地域の利用者特性などの調査を行ってきたそうだ。
来年6月には鶴舞公園にステーションを設置しての社会実験を目指しているという。将来、学内にコミュニティサイクルが設置され、自転車を自由に使えるようになることを期待したい。

【イルミネーション】
また、伊藤研究室の取り組みはこれだけではない。金山駅のアスナル金山に設置されたイルミネーションも伊藤研究室の作品だ。
「天空のシャンデリア」と題されたこのイルミネーションには無機ELという次世代の照明を使っているのだが、無機ELをイルミネーションに用いるのは日本初だという。無機ELは光量が少ないという欠点はあるものの、加工しやすいという特性をもつ。この特性を活かし、LEDなどと合わせてデザインしたそうだ。さらに今回のイルミネーションには基本の形があり、組み合わせ次第でいろいろな形にできるようにデザインしてあるため、来年以降も付け加えていけるようになっているという。
「プロセスよりプログレス。プロセスは過程だが、プログレスは拡張、拡大、成長していくということ。そこにあるものを捨てるのではなく、拡大させていきたい」と伊藤研究室の伊藤孝紀准教授(建築・デザイン)は話す。一度きりのイルミネーションでなく、拡大させていけるイルミネーション。その変化を毎年追っていくという楽しみ方もできるだろう。

【アカリナイト2011】
昨年のアカリナイト2010で行われたメールやツイッターから「ありがとう」というメッセージを投稿することで、テレビ塔が光る「Heart Tower」。今年はさらに、ロールプレイングゲームの隠しアイテムのように、隠しワードが設定されている。その隠しワードを送信すると、「ありがとう」と送信した場合とは違う発光をするという。また、同時に複数人がメッセージを送信した場合にも通常とは異なった光り方をする。ゲームのような感覚で楽しんで欲しいそうだ。

学内レガッタ開催

優勝した研究支援チームの皆さん。 優勝カップとともに写真撮影

最も速いタイムを記録した学長チーム。

10月16日、学内レガッタが開催された。当初は前日に練習日が設けられるはずだったが雨により中止となり、試合日に少し練習しただけの急なレースとなった。
レースはトーナメント形式で行われ、予選、敗者復活戦、準決勝、決勝の順に行われた。4試合すべてのレースに出場したチームもあったという。学生の2チームと先生の7チームの計9チームがレースに参加し、敗者復活戦から勝ち上がった研究支援チームが接戦の末、見事優勝を飾った。研究支援チームの人たちは「若い者には負けていられないという気持ちで参加した。水の上にいる感覚や風がとても気持ち良かった」と語った。また石橋和哉さん(研究支援チームリーダー)は「まさか優勝できるとは思わなかった。非常に楽しかった」とも語った。
ちなみに予選レース中で最も速いタイムを記録したのはエキシビションで参加した髙橋学長や、ボート部顧問の竹下先生たちのチームだった。ボート部の人たちから見てとても楽しそうな様子だったという。
このレースを主催したボート部の西澤哲人さん(環境材料4年)は「みんな喜んで帰ってくれた。また、楽しんだり、悔しがったりしている人たちの姿を見て、開催してよかったと思えた」と語る。これからの目標としては学生のチームをもっと増やすことや、学生生活チームの人たちの手を借りることなく、学生だけでもっと多くの部分をカバーしていくことだそうだ。
来年度には第2回学内レガッタも開催されるそうである。チームの団結力を高めるだけでなく、楽しい経験となるようなのでぜひ参加してみてはどうだろうか。

5位に入賞した西澤さん。 賞状を手に持って写真撮影。


8月25日~28日、埼玉県戸田競艇場で第38回全日本大学選手権大会(以下、インカレ)が開催され、ボート部の西澤哲人さん(環境材料4年)が男子シングルスカルで見事5位入賞を果たした。
今回の大会に向けて西澤さんは、最終日まで残ることを目標として頑張ってきたという。
地方の大会では1000㍍でレースを行っているがこの大会では2000㍍のコースが使用されている。2000㍍コースでの競技は1年に1~2回しか行われておらず、試合に出てみないとわからない普段と違う緊張感があったそうだ。
今回の大会で西澤さんは「だんだんインカレの試合を重ねていく毎に、気持ちが落ち着いていって周りが見えてきたので、相手の出方を伺えるような心持ちでレースができていた」と語った。また最終日の試合においては、「『表彰台にあがる』という夢があり、また現実味を帯びてきていたのに5~8位を決めるレースに参加することになってショックだった。そのためいろいろな気持ちがレース前に錯綜していたが、レース直前にはそんな気持ちは消えて『このレースで1位になってやる!』という気持ちになった。1位でゴールした時は純粋に嬉しかった」とも語った。今回の大会の結果については、「『レースをやっていてよかったな』と一番感じる瞬間でした。そのためだけではないけれど、4年間頑張ってきてよかった」と語った。
これからもボート部の活躍に期待したい。

懸命にレースに挑む、ボート部の選手たち(手前)。 名古屋大学・名古屋工業大学新人対抗競漕大会にて。


競漕がオフシーズンとなる9月以降にもボート部は他校と競い合い続ける。ここでは、後期に入ってから行われた新人戦、第40回中部学生新人競漕大会と第56回名古屋大学・名古屋工業大学新人対抗競漕大会(以下、名大新人対抗戦)の2つの大会についての結果をお知らせする。名工大は両大会とも男子エイトと呼ばれる舵取り役1人、漕ぎ手8人で行う、ボート競技の中では最大の人数で行う種目に参加した。
中部学生新人競漕大会は10月29、30日にまたがって開催された。今年は愛知池で1000㍍レースが行われ、愛知県の大学に加え岐阜経済大学と静岡大学の計9校もの大学が参加した。そのうち3校が男子エイトの部に参加した。レース序盤は名工大が他の2校を抜き先頭をキープしていたが、500㍍地点あたりから強敵である岐阜経済大学に抜かされ2番目にゴールする結果となった。記録は3分6秒86であり、一位とは6秒96差である。ボートの漕ぎ手として出場した出口悠人さん(都市社会2年)は「院生の方にコーチについてもらい、言われたポイントをボートに乗っている全員で意識して合わせ大会に臨んだ。500㍍地点あたりから8人の動きがずれてしまい、それが結果に響いた」と語る。また、今大会は全日本新人選手権大会5位のタイムを目標にしていた。結果、コンマ6秒だけ遅いというほぼ同タイムを記録できた。
名大新人対抗戦は11月3日に開催された。今年は庄内川(明徳橋~大蟷螂橋)で2000㍍のレースが行われた。2000㍍のレースができるのは他に全日本大学選手権大会など数少なく、とても貴重な機会だそうだ。今大会では、名工大は名大に約7秒差で負けてしまった。出口さんは「次回は勝ちたい」と語った。

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